2022年04月19日
トップス バハ4.5
トップスのバハ4.5というナイフ。
同社のナイフを購入したのは初めて。
刃厚が4mmと薄めでブレード長が4.5インチということで気になっていたナイフである。
しかし、実物を測定したら刃厚は3.8mm、予期せず薄くて嬉しい。
「ナイフのブレードは強度が許す限り薄いほうがいい」というのが私の持論。
そういえば、オンタリオのブッシュクラフト・フィールドも公称3mmだけど、購入したものを実測したら2.5mmだった。(仕上げも良くなかったんでパチモンだったりして)
で、このバハ4.5の第1印象は「小さいな」。 特にハンドルが小さいので持った感じでそう感じるのかも。
普段使いのオンタリオのRAT-7とSK-5のゴツいハンドルに慣れてしまっているんでしょうね。
因みに私の買ったのは旧型である。
このナイフは新しい「リザーブ・エディション」ってのがあるが、ブレードの塗装が黒いザラザラになり、これはどうしても許せないので古いタイプにした次第。
黒い革シースは立派だったけど大きく緩かったので内側に革を追加して調整した。
ファイアー・スチールとホイッスルが付属しているが、このナイフのスパイン(背)はエッジが全く立っていないのでスパインでは着火できないでしょうね。
もっとも私はナイフで着火などしないので関係無いのだが、どうせならストライカーは付けるべきではないかと思う。
まぁ、シースにごちゃごちゃ付いているのも嫌いなのでファイアー・スチールなど無くても良いのだが。
オーソドックスな形状なので使いやすそうに思う。
開封動画は↓
https://www.youtube.com/watch?v=YLP_b_5ZzeQ&ab_channel=%E3%81%BE%E3%82%8B%E3%81%B3%E3%80%82
2016年04月23日
フュアーハンド・276 プチ改良。
ドイツのフュアーハンド社製 276 ベビースペシャル。
ドイツ製の灯油ランタン。
例によって100年以上進化していないレトロなランタンです。
メインで使うのはギルアード・ルシオールで、このランタンは自宅専用になっています。
先日ルシオールをプチ改良したので、コイツもついでにやっておくことにしました。
↓ これが フュアーハンド 276 ベビースペシャル
一応、燃料キャップのパッキンを交換しましょう。 (交換しても意味は無いのですが。)
↓ 燃料キャップ部分。
↓ キャップを開けたところ。 少し錆びています。
パッキンは驚異の紙?製です。
私には紙が良い理由は分かりませんが100年間変わらないそうです。 何か理由があるのでしょう。
↓ 燃料キャップとパッキン。
↓ 中央が取り外した古い紙パッキン。 左がいつものフッ素ゴムのOリング。(内径21.8mm)
↓ Oリングをキャップに装着したところ。
芯もカーボン・フェルトに交換します。
↓ 厚さ2mmのカーボン・フェルトを幅12mmに切って使います(長さは適当)。 下は従来の芯。
↓ 芯をバーナー部に取り付けます。
↓ そしてバーナー部を本体に取り付けたところ。
これで完了です。
が、燃料が漏れは止まりません。(^^)
工作精度が悪く(ハズレ個体?)、燃料キャップが真っ直ぐ閉まらないからです。
↓ わかるでしょうか? 燃料キャップが傾いています。
初めは燃料キャップがダメなのかと思いましたが、調べてみると本体の給油口が歪んでいます。
これ以上手をかけるのも面倒なのでこの問題は放置。
なので、パッキンを交換しても意味が無いのは分かっていましたが、いつか気が向いたらこの辺も直すかもしれませんので交換しておきました。
燃料漏れ以外には特に問題はありませんので自宅専用にしています。
チャポチャポ揺らすと燃料が漏れますので屋外での使用はちょっと・・・
昭和初期のブリキ細工を彷彿とさせるレトロな逸品です。
余談ですが、「ブリキ」とは錫メッキ鋼板のことです。この製品はアルミと亜鉛の合金メッキらしいので、強いて言えば「トタン」と呼ぶほうがより近いでしょう。
ドイツ製の灯油ランタン。
例によって100年以上進化していないレトロなランタンです。
メインで使うのはギルアード・ルシオールで、このランタンは自宅専用になっています。
先日ルシオールをプチ改良したので、コイツもついでにやっておくことにしました。
↓ これが フュアーハンド 276 ベビースペシャル
一応、燃料キャップのパッキンを交換しましょう。 (交換しても意味は無いのですが。)
↓ 燃料キャップ部分。
↓ キャップを開けたところ。 少し錆びています。
パッキンは驚異の紙?製です。
私には紙が良い理由は分かりませんが100年間変わらないそうです。 何か理由があるのでしょう。
↓ 燃料キャップとパッキン。
↓ 中央が取り外した古い紙パッキン。 左がいつものフッ素ゴムのOリング。(内径21.8mm)
↓ Oリングをキャップに装着したところ。
芯もカーボン・フェルトに交換します。
↓ 厚さ2mmのカーボン・フェルトを幅12mmに切って使います(長さは適当)。 下は従来の芯。
↓ 芯をバーナー部に取り付けます。
↓ そしてバーナー部を本体に取り付けたところ。
これで完了です。
が、燃料が漏れは止まりません。(^^)
工作精度が悪く(ハズレ個体?)、燃料キャップが真っ直ぐ閉まらないからです。
↓ わかるでしょうか? 燃料キャップが傾いています。
初めは燃料キャップがダメなのかと思いましたが、調べてみると本体の給油口が歪んでいます。
これ以上手をかけるのも面倒なのでこの問題は放置。
なので、パッキンを交換しても意味が無いのは分かっていましたが、いつか気が向いたらこの辺も直すかもしれませんので交換しておきました。
燃料漏れ以外には特に問題はありませんので自宅専用にしています。
チャポチャポ揺らすと燃料が漏れますので屋外での使用はちょっと・・・
昭和初期のブリキ細工を彷彿とさせるレトロな逸品です。
余談ですが、「ブリキ」とは錫メッキ鋼板のことです。この製品はアルミと亜鉛の合金メッキらしいので、強いて言えば「トタン」と呼ぶほうがより近いでしょう。
2016年04月21日
ギルアード・ルシオール プチ改良。
フランスのギルアード社製の『ルシオール』。
昔からあるハリケーン・ランタンと呼ばれる灯油を燃料とするランタン。
100年以上の歴史があるらしいのですが、驚いたことに100年以上進化していないと思われるアンティークです。
明るさはロウソク2~3本くらいかな?。
21世紀の野外活動の照明としては完全に力不足、常夜灯程度の明るさしかありません。
しかし柔らかい炎が「癒される」ということで、テーブルに置いて雰囲気を楽しむのが大抵の人の使い方ではないでしょうか。
無音で燃費が良いのはいいのですが、燃料を入れたままで携行できないという非常に不便なシロモノ。
傾けただけで燃料は漏れるため、もし転倒でもさせたら火災が起きます。
ではなぜ私がこのようなブツを持っているかというと、虫除け成分を含んだ燃料を使うことで虫除け効果を期待したからです。
但し、実際にフィールドで使用していますが残念なことに虫除けの効果はイマイチよくわかりません。
多数配置すれば効果が出るのかも知れませんが、私にはこんなのを複数持って行く能力はありません。
にもかかわらず、ぼんやり眺めるだけでも地味に楽しいランタンです。 穏やかに揺らぐ炎は見ていていいもんです。
今回は手軽にできる改良を施しましょう。
↓ これが ギルアード 『ルシオール』
先ずは、最優先で対策するべき事があります、それは燃料キャップの燃料漏れ。
構造上密閉できないのは仕方が無いとしても、せめてキャップからの漏れくらいは止めたいもの。
たったこれくらいのことを100年以上も対策しないのはスゴイことである。
↓ 赤いのが燃料キャップ。
↓ キャップを開けるとパッキンが無い・・・。
一応パッキンはあるのですが、あまりにも情けないパッキンでいつもキャップ側にくっ付いてきます。
そしてそのままポロッと落として紛失しそうになったことが何度もありました。
↓ パッキンとキャップ。
パッキンの材質は不明ですが、なにやら紙のようで、しかも小さい。 だから本体に固定されずにキャップにくっ付いてくる。
ギルアードさん、せめてゴムにしてくれよぅ。
まぁいい、ここはゴムのOリングに替えましょう。
↓ 左がフッ素ゴムのOリング。 (内径15.8mm 外形20.6mm)
↓ Oリングを本体に装着。 ぴったり。
ついでなので芯もカーボン・フェルトに交換しましょう。
このタイプのランタンの芯はかなり消耗しますのでカーボン・フェルトは非常に有効です。
↓ 厚さ2mmのカーボン・フェルトを幅15mmに切って使います(長さは適当)。 下は本来の芯。
↓ 芯をバーナー部にセット。
↓ バーナー部を本体に取り付けたところ。
↓ バーナー部固定。
これで完了。
燃料を入れて本体を傾けても燃料が漏れないのを確認。
試運転。
↓ 写真ではわかりませんが、炎の形は綺麗です。 バッチリ!
しばし眺めてしまう独特の灯かり。
このタイプのランタンの明るさは、芯の幅で決まります。
当然、芯の幅が広いほど明るくなります。
芯の幅が広いほどランタン本体は大きくなります。
つまり、でかいランタンほど明るいのです。 わかりやすい。
かといってあまりに大きいのもアレなので、このルシオールくらいが適当かと。
昔からあるハリケーン・ランタンと呼ばれる灯油を燃料とするランタン。
100年以上の歴史があるらしいのですが、驚いたことに100年以上進化していないと思われるアンティークです。
明るさはロウソク2~3本くらいかな?。
21世紀の野外活動の照明としては完全に力不足、常夜灯程度の明るさしかありません。
しかし柔らかい炎が「癒される」ということで、テーブルに置いて雰囲気を楽しむのが大抵の人の使い方ではないでしょうか。
無音で燃費が良いのはいいのですが、燃料を入れたままで携行できないという非常に不便なシロモノ。
傾けただけで燃料は漏れるため、もし転倒でもさせたら火災が起きます。
ではなぜ私がこのようなブツを持っているかというと、虫除け成分を含んだ燃料を使うことで虫除け効果を期待したからです。
但し、実際にフィールドで使用していますが残念なことに虫除けの効果はイマイチよくわかりません。
多数配置すれば効果が出るのかも知れませんが、私にはこんなのを複数持って行く能力はありません。
にもかかわらず、ぼんやり眺めるだけでも地味に楽しいランタンです。 穏やかに揺らぐ炎は見ていていいもんです。
今回は手軽にできる改良を施しましょう。
↓ これが ギルアード 『ルシオール』
先ずは、最優先で対策するべき事があります、それは燃料キャップの燃料漏れ。
構造上密閉できないのは仕方が無いとしても、せめてキャップからの漏れくらいは止めたいもの。
たったこれくらいのことを100年以上も対策しないのはスゴイことである。
↓ 赤いのが燃料キャップ。
↓ キャップを開けるとパッキンが無い・・・。
一応パッキンはあるのですが、あまりにも情けないパッキンでいつもキャップ側にくっ付いてきます。
そしてそのままポロッと落として紛失しそうになったことが何度もありました。
↓ パッキンとキャップ。
パッキンの材質は不明ですが、なにやら紙のようで、しかも小さい。 だから本体に固定されずにキャップにくっ付いてくる。
ギルアードさん、せめてゴムにしてくれよぅ。
まぁいい、ここはゴムのOリングに替えましょう。
↓ 左がフッ素ゴムのOリング。 (内径15.8mm 外形20.6mm)
↓ Oリングを本体に装着。 ぴったり。
ついでなので芯もカーボン・フェルトに交換しましょう。
このタイプのランタンの芯はかなり消耗しますのでカーボン・フェルトは非常に有効です。
↓ 厚さ2mmのカーボン・フェルトを幅15mmに切って使います(長さは適当)。 下は本来の芯。
↓ 芯をバーナー部にセット。
↓ バーナー部を本体に取り付けたところ。
↓ バーナー部固定。
これで完了。
燃料を入れて本体を傾けても燃料が漏れないのを確認。
試運転。
↓ 写真ではわかりませんが、炎の形は綺麗です。 バッチリ!
しばし眺めてしまう独特の灯かり。
このタイプのランタンの明るさは、芯の幅で決まります。
当然、芯の幅が広いほど明るくなります。
芯の幅が広いほどランタン本体は大きくなります。
つまり、でかいランタンほど明るいのです。 わかりやすい。
かといってあまりに大きいのもアレなので、このルシオールくらいが適当かと。
2016年04月15日
ウルトラライト ランタン メンテナンス
ウルトラライト これは私が所有する灯火で最も“明るくない”ランタンです。
小型の単純な灯油ランタンで、燃料を入れたまま携行できるのが特長です。
プリントを見るとアメリカの住所らしき記載があるので、恐らくはUSA製。 メーカーは不明。
明るさはほぼロウソク程度ですが小型で燃費が良いため、登山にはよく持って行きました。
↓ これが 『ウルトラライト』
購入したのは30年以上前。 もう長い間使っておらずパッキン類がダメになっているのは容易に想像できます。
ちょいと気が向いたのでパッキン類を交換してみようと思いました。
↓ 収納した状態はこのようになります。
↓ シャコッと引き伸ばして使います。
当然、パーツなどは入手不可能。
しかし、パッキンは2枚だけで、大きさや形状はそれほど厳密でなくとも大丈夫です。
なのでパッキンは、ゴムシートを切って自作しましょう。
では、メンテナンス開始。
↓ 準備したもの。 右:フッ素ゴムシート(厚さ1.5mm)。 左:3mm丸芯。
↓ 機関部。
↓ タンク部からバーナー部を外したところ。
予想通り、ゴムパッキンは2枚ともカチカチに硬化してかなり縮んでいます。
芯も劣化してボロボロ。
↓ バーナー部からパッキンと芯を外す。
外したパッキンにあわせてゴムシートをハサミで切り取ります。
カッター等で綺麗に作ればいいのですが、今回はハサミで適当に作りました。
パッキンはかなり縮んでいますので少し大きめに作りましょう。
ええ、本人もわかっていますよ、形がいびつなことは。 なので形についてのツッコミは禁止です。
↓ 左が古いパッキン、右が新しいパッキン。
↓ バーナー部内側に新しいパッキンを取り付けたところ。
↓ バーナー部上面にも新しいパッキンを取り付けたところ。
↓ 新しい芯を取り付け。
これで完了。 上部のパッキンはゴムの弾力で浮いて空気穴が開放されるのが正解。
収納時にはキャップを閉めることで浮いていたパッキンを押さえつけて空気穴を塞ぎます。
これによりタンクが密閉されて携行が可能となります。
↓ 組み付け完了。 パッキンが浮いているのがわかりますか?。
ン十年ぶりに燃料を入れて試運転。
↓ ( ̄ー ̄)ニヤリッ 明るさ 1キャンドルパワー。
昔、LEDライトなど無かった頃の登山で灯りは貴重でした。
電球式の照明は電池の消耗が激しく、また球切れの心配もありましたので長時間点灯するわけにはいきません。
このランタンの明るさはロウソク程度ですが、テントの中で食事をするのにはとても役に立ってくれました。
確か燃料満タンで8時間くらいは燃焼したと思いますので、節約すれば燃料補給無しで3泊程度の山行が可能です。
夜、最低限の活動ができるギリギリの明るさですが、当時私のダンロップのテントの中にいつもコイツがありました。
懐かしいです。
今や登山ではLEDライト、キャンプではガス・ランタンが主役となり、コイツの出番は無くなりました。
お疲れ様。
↓ 紹介動画@YOUTUBE
https://www.youtube.com/watch?v=N50Yo5T2G2U
小型の単純な灯油ランタンで、燃料を入れたまま携行できるのが特長です。
プリントを見るとアメリカの住所らしき記載があるので、恐らくはUSA製。 メーカーは不明。
明るさはほぼロウソク程度ですが小型で燃費が良いため、登山にはよく持って行きました。
↓ これが 『ウルトラライト』
購入したのは30年以上前。 もう長い間使っておらずパッキン類がダメになっているのは容易に想像できます。
ちょいと気が向いたのでパッキン類を交換してみようと思いました。
↓ 収納した状態はこのようになります。
↓ シャコッと引き伸ばして使います。
当然、パーツなどは入手不可能。
しかし、パッキンは2枚だけで、大きさや形状はそれほど厳密でなくとも大丈夫です。
なのでパッキンは、ゴムシートを切って自作しましょう。
では、メンテナンス開始。
↓ 準備したもの。 右:フッ素ゴムシート(厚さ1.5mm)。 左:3mm丸芯。
↓ 機関部。
↓ タンク部からバーナー部を外したところ。
予想通り、ゴムパッキンは2枚ともカチカチに硬化してかなり縮んでいます。
芯も劣化してボロボロ。
↓ バーナー部からパッキンと芯を外す。
外したパッキンにあわせてゴムシートをハサミで切り取ります。
カッター等で綺麗に作ればいいのですが、今回はハサミで適当に作りました。
パッキンはかなり縮んでいますので少し大きめに作りましょう。
ええ、本人もわかっていますよ、形がいびつなことは。 なので形についてのツッコミは禁止です。
↓ 左が古いパッキン、右が新しいパッキン。
↓ バーナー部内側に新しいパッキンを取り付けたところ。
↓ バーナー部上面にも新しいパッキンを取り付けたところ。
↓ 新しい芯を取り付け。
これで完了。 上部のパッキンはゴムの弾力で浮いて空気穴が開放されるのが正解。
収納時にはキャップを閉めることで浮いていたパッキンを押さえつけて空気穴を塞ぎます。
これによりタンクが密閉されて携行が可能となります。
↓ 組み付け完了。 パッキンが浮いているのがわかりますか?。
ン十年ぶりに燃料を入れて試運転。
↓ ( ̄ー ̄)ニヤリッ 明るさ 1キャンドルパワー。
昔、LEDライトなど無かった頃の登山で灯りは貴重でした。
電球式の照明は電池の消耗が激しく、また球切れの心配もありましたので長時間点灯するわけにはいきません。
このランタンの明るさはロウソク程度ですが、テントの中で食事をするのにはとても役に立ってくれました。
確か燃料満タンで8時間くらいは燃焼したと思いますので、節約すれば燃料補給無しで3泊程度の山行が可能です。
夜、最低限の活動ができるギリギリの明るさですが、当時私のダンロップのテントの中にいつもコイツがありました。
懐かしいです。
今や登山ではLEDライト、キャンプではガス・ランタンが主役となり、コイツの出番は無くなりました。
お疲れ様。
↓ 紹介動画@YOUTUBE
https://www.youtube.com/watch?v=N50Yo5T2G2U
タグ :ウルトラライト ランタン
2016年03月18日
フェンウィック G145 グリップ交換
先週の釣行で久しぶりにフェンウィックのG145を引っ張り出してきた。
釣果はフェイスブックに載せてあるのでここでは割愛するが、問題はリールシートが緩んで仕方が無かったこと。
リールが全く安定しない。 少し緩むどころではなくリールが外れて落下したほど。
この竿も高齢なのでコルクが硬化しているのだろか? 見た目には特に縮んだ様子はないが。
とにかくあまりに酷いので交換することに。
↓ これが フェンウィック G145 (リールはステラ#1000)
もともとこのタイプのリールシートは好きではなかったので、ダイワのアモルファスウイスカー・ファントムもスクリュータイプへと交換している。
この竿も同じくスクリュータイプのパイプシートに交換しよう。
思い立ったが吉日、フジのパイプ・シートを買いに釣具店へ行くと18mm径しか無い。18mm径だと大きすぎる、16mm径が欲しかったのだが在庫切れ。
どうしたものかと思案していると、フジのIPSなるものを見つけた。
ずんぐりした形状が今風でなかなかヨロシイ。
大きさもちょうどいい。 1セットの価格が EVA:¥1700- コルク:¥2500- と2種類ある。
予算は超えるが、少し悩んでコルクタイプに決定。
コルクにした理由は、現在のグリップ前部のコルクがそのまま使えるので作業が楽だと思ったからである。
↓ 交換完了
どうです? 本人はなかなかいいと思っているが。
前部のコルクは前のまま。 (再利用と言うべきか横着手抜きというべきか)
次の釣行が楽しみである。
あと機を見て、天龍 Fates LSP50 のリールシートも交換しようと思う。
それで私の鱒竿4本全てイモリールシートとおさらばだ。
2016年02月27日
ホワイトガソリン また出てきた。
先日、押入れの奥からシグのボトルに入ったホワイトガソリンを発見したのですが、今度は物置の隅から4リッター缶で出てきました。
昔はホワイトガソリンはガソリンスタンドで買っていたのですが、その場合ガソリンは無色透明です。
しかし今回発掘したものは薄青に着色されておりコールマン純正のようです。
これ、いったい何年前のものだろうか、ガソリン火器を使わなくなって20年近く経ちますからそれ以前の物と思われます。 (梅酒なら嬉しいのだが・・・)
↓ これがビンテージのコールマン純正ホワイトガソリン。
マニア垂涎の逸品。
缶は埃と錆びで真っ黒、ビンテージ物の風格が漂っております。
たっぷり熟成された燃料からは深みのあるまろやかな燃焼が期待されます。
このクラスのガソリンで沸かされたお湯で作るチキンラーメンはミシュラン三つ星の高級料亭の味に引けをとりません。
サザビーズに出品すれば高値は間違い無し、このブログをご覧になった方々から羨望のため息が聞こえてきそうです。
これは正倉院の宝物に匹敵する国宝、いや、人類の遺産と呼んでも過言ではありません。
大英博物館に寄贈することも考えましたが、それに伴うマスコミの取材等で平穏な日常を乱される懸念が生じます。
そうすれば、自由に釣りやキャンプへ行くことに支障をきたします。
そのようなことにならないよう、さっさと使ってしまいます。
いやぁ~、当分は燃料に困らんのう。
昔はホワイトガソリンはガソリンスタンドで買っていたのですが、その場合ガソリンは無色透明です。
しかし今回発掘したものは薄青に着色されておりコールマン純正のようです。
これ、いったい何年前のものだろうか、ガソリン火器を使わなくなって20年近く経ちますからそれ以前の物と思われます。 (梅酒なら嬉しいのだが・・・)
↓ これがビンテージのコールマン純正ホワイトガソリン。
マニア垂涎の逸品。
缶は埃と錆びで真っ黒、ビンテージ物の風格が漂っております。
たっぷり熟成された燃料からは深みのあるまろやかな燃焼が期待されます。
このクラスのガソリンで沸かされたお湯で作るチキンラーメンはミシュラン三つ星の高級料亭の味に引けをとりません。
サザビーズに出品すれば高値は間違い無し、このブログをご覧になった方々から羨望のため息が聞こえてきそうです。
これは正倉院の宝物に匹敵する国宝、いや、人類の遺産と呼んでも過言ではありません。
大英博物館に寄贈することも考えましたが、それに伴うマスコミの取材等で平穏な日常を乱される懸念が生じます。
そうすれば、自由に釣りやキャンプへ行くことに支障をきたします。
そのようなことにならないよう、さっさと使ってしまいます。
いやぁ~、当分は燃料に困らんのう。
2016年02月24日
コールマン 442 ピークワン メンテナンス
コールマン 442 アンレデッド ピークワン 1990年製。
プレヒート不要のとても使いやすいコンロです。 「アンレデッド」 とは赤ガス対応のこと。
↓ これ。
実は先日動作を確認して、特に問題が無いのはわかっています。
しかし製造から26年が過ぎ、せめてゴムパーツくらいは交換しておいたほうが良いと判断しました。
ピストンカップは革製ではなく樹脂製で問題無さそうでしたので今回は交換しません。
ピークワンのゴムパーツは少ないので楽です。
↓ 用意したゴムパッキン類。
左が燃料キャップのパッキン、右は燃料コックのOリング。
では、メンテナンス開始。
先ずは燃料コックのOリングから。
↓ ここが燃料コック。 (赤いレバーの部分)
↓ ナットを緩めてコックを引き抜きます。 青いのがOリング。
Oリングを交換しましょう。 簡単です。
↓ 交換が終わったところ。 青いのが古いOリング。
新しいOリングに取り替えたらシリコン系のグリスを少量塗って元通りにコックを取り付けます。
このとき注意しないといけないのはクリーニングニードルを動かすためのパーツの溝にコックのピンを合わせて挿入すること。
↓ 元通りに組み付けたところ。
次は燃料キャップのパッキンを交換します。
実は某ショップでコールマンの燃料キャップ用と称したパッキンを購入したのですが、サイズが合わず使用不能。
仕方なく別のショップで購入し直しました。 こういうこともあるのですね、注意しましょう。
↓ 中央が古いパッキン、右が新しいパッキン。
パッキンはがっちりと嵌っていて交換するのはけっこう力が要ります。 古いパッキンは少し硬化していました。
↓ 無事に交換完了。
これで作業完了です。 まあ、問題は無いでしょうけど燃料を入れて試運転です。
コックの動きがえらく軽くなりました。 チト嬉しい。
↓ 快調。 ( ̄ー ̄)ニヤリッ
↓ 綺麗な炎です。 そして充分な火力。
ピークワンはプレヒート不要で非常に使いやすいコンロです。 点火の際に火柱が上がることもありません。 燃焼音も静かで火力も充分。
それほどヘビーに使っていなかったせいかもしれませんが、極度に劣化している部分も無くメンテがとても楽でした。
良いコンロですね。
プレヒート不要のとても使いやすいコンロです。 「アンレデッド」 とは赤ガス対応のこと。
↓ これ。
実は先日動作を確認して、特に問題が無いのはわかっています。
しかし製造から26年が過ぎ、せめてゴムパーツくらいは交換しておいたほうが良いと判断しました。
ピストンカップは革製ではなく樹脂製で問題無さそうでしたので今回は交換しません。
ピークワンのゴムパーツは少ないので楽です。
↓ 用意したゴムパッキン類。
左が燃料キャップのパッキン、右は燃料コックのOリング。
では、メンテナンス開始。
先ずは燃料コックのOリングから。
↓ ここが燃料コック。 (赤いレバーの部分)
↓ ナットを緩めてコックを引き抜きます。 青いのがOリング。
Oリングを交換しましょう。 簡単です。
↓ 交換が終わったところ。 青いのが古いOリング。
新しいOリングに取り替えたらシリコン系のグリスを少量塗って元通りにコックを取り付けます。
このとき注意しないといけないのはクリーニングニードルを動かすためのパーツの溝にコックのピンを合わせて挿入すること。
↓ 元通りに組み付けたところ。
次は燃料キャップのパッキンを交換します。
実は某ショップでコールマンの燃料キャップ用と称したパッキンを購入したのですが、サイズが合わず使用不能。
仕方なく別のショップで購入し直しました。 こういうこともあるのですね、注意しましょう。
↓ 中央が古いパッキン、右が新しいパッキン。
パッキンはがっちりと嵌っていて交換するのはけっこう力が要ります。 古いパッキンは少し硬化していました。
↓ 無事に交換完了。
これで作業完了です。 まあ、問題は無いでしょうけど燃料を入れて試運転です。
コックの動きがえらく軽くなりました。 チト嬉しい。
↓ 快調。 ( ̄ー ̄)ニヤリッ
↓ 綺麗な炎です。 そして充分な火力。
ピークワンはプレヒート不要で非常に使いやすいコンロです。 点火の際に火柱が上がることもありません。 燃焼音も静かで火力も充分。
それほどヘビーに使っていなかったせいかもしれませんが、極度に劣化している部分も無くメンテがとても楽でした。
良いコンロですね。
2016年02月20日
SMP M1950 メンテナンス
先日敢行したMSRのメンテナンスでゴム系パーツの劣化に驚いたことは既に紹介しました。
ということは、そのMSRよりも更に10年以上も古いSMPのM1950も急いでメンテナンスしなければなりません。 見るのがちょっと怖いけど。
↓ SMP M1950 購入は30年以上前で、最近は全く使っていません。
2台持っていましたが、1台は人にあげてしまったので残りの1台です。
ネットで調べチャチャッとパーツ注文。 後日到着。
↓ パーツ類。 一番右のパッキンは今回は交換せず。
(作業が大変なので)
ピストンカップ用のオイル(リュブリカント)も準備する。 が、なんと古すぎか?白濁してラードのように固まっています。
こらぁあかんがな。(爆笑)
あわてて新しいのを買いに近くのホームセンターへ。
↓ リュブリカント 左がラード化したやつ、右が新品。
では、メンテナンス開始。
↓ 燃料キャップを兼ねた加圧ポンプ部。
外れない・・・
完全に固着して燃料キャップが外れない・・・
プライヤーで強引に回すもピストン部だけ抜けてキャップは残ったまま。
こらぁあかんがな。(汗)
↓ ポンプがバラけてキャップ部だけ残っています。
叩いたり、こじったりすること30分。
メリッという感触とともに何とか外れたが、キャップリングには傷が・・・ orz
↓ 苦労して外したキャップ兼ポンプ部。
外したキャップのパッキンは見るも無残な状態です。 硬化どころか炭化したような状態で完全にこびり付いています。
こらぁあかんがな。(滝汗)
↓ 元パッキンだった物体がこびりついています。 わかるかな?
カチコチに炭化してガッチリこびりついた元パッキンを、キリや針やリューターを駆使しながら少しずつ削り取っていきます。
かなり苦労しました。
皆さん、こうなる前に早めのメンテナンスを心がけてください。
↓ 元パッキンだった物体を除去したところ。
↓ ポンプカップはたっぷり油を吸っており硬化はしていません
でしたが、ついでなので交換。
余談ですが、M1950のポンプシャプトの中には予備パーツが納められています。 さすが軍用。
写真、左から、燃料キャップパッキン、ピストンカップとグラファイトパッキン、ノズルとクリーニングニードル。
ノズルとニードルは本体にも予備が装着されているので、合計2セットあるわけです。 立派。
↓ 予備パーツ類、当然今回は使用せず。
ポンプ先端にある燃料逆流防止バルブのパッキンも硬化していたので交換しましょう。
↓ 燃料逆流防止バルブ部分。 まだ綺麗ですね。
新しいパッキン類を装着し、元通りに組み立ててポンプ部は完了。
ポンプ以外の本体内部にももう一箇所パッキンがあるのですが、交換するには大作業となるので今回は保留。
↓ ポンプ部組み立て完了。
注入口にも元パッキンだった物体が固着しておりデコボコになっています。
これだと気密が保てないでしょう。
↓ 元パッキンだった物体が固着して凸凹です。
タンク内にゴミ等が入らないよう気をつけながらヤスリなどで慎重に取り除きながら平らにします。
↓ 取り除いて平らになったところ。 外周部に注目。
いやぁ~ 苦労しました。
ポンプを元通りに装着し、まずは空の燃料タンクのままでポンプ加圧してみます。
特に漏れなどは無し。 右よし! 左よし! 確認よし! ご安全に!。
さあ燃料を入れて試運転しましょうか。
↓ まずはプレヒート。
↓ 快調そのもの。( ̄ー ̄)ニヤリッ
点火は何年ぶりだろうか? 久しぶりの轟音が懐かしい。
SMP M1950 昔はいつもこれを使っていました。 どんな悪条件でも確実に点火できる安心感は格別でした。 それまで使っていたオプティマス8Rと比べプレヒート用のスイスメタも不要です。 プレヒートは簡単、確実で火力も充分。
やがて優秀な寒冷地用ガスが出て冬山でも使えるようになると、すっかりガスが主流となります。
山岳会の先輩諸氏も誰もガソリンは使わなくなりました。 火力調整もできて、こまめに点火・消火できてコッヘルの底も汚れないガスは便利ですから。
が、しかし、そこはほれ、
「絶対に着火はしてやるから細かいことは言うな!」
という気骨を感じます。
SMP M1950 出動準備ヨシ!。
ということは、そのMSRよりも更に10年以上も古いSMPのM1950も急いでメンテナンスしなければなりません。 見るのがちょっと怖いけど。
↓ SMP M1950 購入は30年以上前で、最近は全く使っていません。
2台持っていましたが、1台は人にあげてしまったので残りの1台です。
ネットで調べチャチャッとパーツ注文。 後日到着。
↓ パーツ類。 一番右のパッキンは今回は交換せず。
(作業が大変なので)
ピストンカップ用のオイル(リュブリカント)も準備する。 が、なんと古すぎか?白濁してラードのように固まっています。
こらぁあかんがな。(爆笑)
あわてて新しいのを買いに近くのホームセンターへ。
↓ リュブリカント 左がラード化したやつ、右が新品。
では、メンテナンス開始。
↓ 燃料キャップを兼ねた加圧ポンプ部。
外れない・・・
完全に固着して燃料キャップが外れない・・・
プライヤーで強引に回すもピストン部だけ抜けてキャップは残ったまま。
こらぁあかんがな。(汗)
↓ ポンプがバラけてキャップ部だけ残っています。
叩いたり、こじったりすること30分。
メリッという感触とともに何とか外れたが、キャップリングには傷が・・・ orz
↓ 苦労して外したキャップ兼ポンプ部。
外したキャップのパッキンは見るも無残な状態です。 硬化どころか炭化したような状態で完全にこびり付いています。
こらぁあかんがな。(滝汗)
↓ 元パッキンだった物体がこびりついています。 わかるかな?
カチコチに炭化してガッチリこびりついた元パッキンを、キリや針やリューターを駆使しながら少しずつ削り取っていきます。
かなり苦労しました。
皆さん、こうなる前に早めのメンテナンスを心がけてください。
↓ 元パッキンだった物体を除去したところ。
↓ ポンプカップはたっぷり油を吸っており硬化はしていません
でしたが、ついでなので交換。
余談ですが、M1950のポンプシャプトの中には予備パーツが納められています。 さすが軍用。
写真、左から、燃料キャップパッキン、ピストンカップとグラファイトパッキン、ノズルとクリーニングニードル。
ノズルとニードルは本体にも予備が装着されているので、合計2セットあるわけです。 立派。
↓ 予備パーツ類、当然今回は使用せず。
ポンプ先端にある燃料逆流防止バルブのパッキンも硬化していたので交換しましょう。
↓ 燃料逆流防止バルブ部分。 まだ綺麗ですね。
新しいパッキン類を装着し、元通りに組み立ててポンプ部は完了。
ポンプ以外の本体内部にももう一箇所パッキンがあるのですが、交換するには大作業となるので今回は保留。
↓ ポンプ部組み立て完了。
注入口にも元パッキンだった物体が固着しておりデコボコになっています。
これだと気密が保てないでしょう。
↓ 元パッキンだった物体が固着して凸凹です。
タンク内にゴミ等が入らないよう気をつけながらヤスリなどで慎重に取り除きながら平らにします。
↓ 取り除いて平らになったところ。 外周部に注目。
いやぁ~ 苦労しました。
ポンプを元通りに装着し、まずは空の燃料タンクのままでポンプ加圧してみます。
特に漏れなどは無し。 右よし! 左よし! 確認よし! ご安全に!。
さあ燃料を入れて試運転しましょうか。
↓ まずはプレヒート。
↓ 快調そのもの。( ̄ー ̄)ニヤリッ
点火は何年ぶりだろうか? 久しぶりの轟音が懐かしい。
SMP M1950 昔はいつもこれを使っていました。 どんな悪条件でも確実に点火できる安心感は格別でした。 それまで使っていたオプティマス8Rと比べプレヒート用のスイスメタも不要です。 プレヒートは簡単、確実で火力も充分。
やがて優秀な寒冷地用ガスが出て冬山でも使えるようになると、すっかりガスが主流となります。
山岳会の先輩諸氏も誰もガソリンは使わなくなりました。 火力調整もできて、こまめに点火・消火できてコッヘルの底も汚れないガスは便利ですから。
が、しかし、そこはほれ、
「絶対に着火はしてやるから細かいことは言うな!」
という気骨を感じます。
SMP M1950 出動準備ヨシ!。
2016年02月17日
MSR ウィスパーライト・インターナショナル
若い頃、ちょっと僻地をサイクリングすることになり、それまで使っていた緑色ピーク・ワンを手放して新たに購入したのがMSRのXG-Kというコンロ。
白ガス、赤ガス、灯油に軽油まで使えるとあり、「僻地ではこれしかない!」と、当時結構高かったにもかかわらず無理して買ったんです。
別体式のタンクに黄色いポンプが斬新でした。 ただ、タンクとヘッドを繋ぐのが今のようなホースではなくパイプなのでコンパクトではありません。
それでも体力が有り余っていた私は多少大きかろうが重かろうが苦にならずシグの燃料ボトルを2本持って旅することに。
とある標高5000m付近の山小屋でのこと、我がMSRはフルポンピングにバルブ全開で何とか点火。 隣にはスベアが点火せず半泣き状態のイタリア人が、
私: (ちょっとエラそうに) 「これを使いなベイベー」
彼: 「グラッチェ おー、メイド・イン・ジャパンはすごいね」
私: 「いや、これはU・S・A製だ」
で二人とも苦笑い。
そんなこんなでゴーゴーと音はうるさいがなかなか頼りになる相棒でした。
ところが数ヶ月が過ぎたある日、急に目詰まりが頻発。 いくらノズルを掃除しても数分と持たない。
どうやら数日前に通りがかりのおじさんに分けてもらったガソリンがハイオクガソリンだったらしい。 しかもポンプと燃料パイプの付け根から燃料漏れも起こし始める始末。 症状は悪化する一方で、だましだまし使いながら何とか旅の終わりまで使うも、さすがに帰国してすぐに手放す羽目に。
その後はしばらくコールマンのG.I.と茶色ピーク・ワンそれにSMPのM1950を特に不自由なく使っていました。 優秀なコンロ達です。
それから10数年後ひょんなことから手に入れた「MSR ウィスパーライト・インターナショナル」。
なんとも懐かしいタンク別体式のフォルム。
基本構造は変わらずとも、燃料パイプはホースへと改良されて火力はアップしながら燃焼音は格段に静かになっています。
随分進化したなぁという印象。
もう若い頃のようにガンガン使うことも無いだろうけど。 ポンピングしていると何か懐かしいですね。
白ガス、赤ガス、灯油に軽油まで使えるとあり、「僻地ではこれしかない!」と、当時結構高かったにもかかわらず無理して買ったんです。
別体式のタンクに黄色いポンプが斬新でした。 ただ、タンクとヘッドを繋ぐのが今のようなホースではなくパイプなのでコンパクトではありません。
それでも体力が有り余っていた私は多少大きかろうが重かろうが苦にならずシグの燃料ボトルを2本持って旅することに。
とある標高5000m付近の山小屋でのこと、我がMSRはフルポンピングにバルブ全開で何とか点火。 隣にはスベアが点火せず半泣き状態のイタリア人が、
私: (ちょっとエラそうに) 「これを使いなベイベー」
彼: 「グラッチェ おー、メイド・イン・ジャパンはすごいね」
私: 「いや、これはU・S・A製だ」
で二人とも苦笑い。
そんなこんなでゴーゴーと音はうるさいがなかなか頼りになる相棒でした。
ところが数ヶ月が過ぎたある日、急に目詰まりが頻発。 いくらノズルを掃除しても数分と持たない。
どうやら数日前に通りがかりのおじさんに分けてもらったガソリンがハイオクガソリンだったらしい。 しかもポンプと燃料パイプの付け根から燃料漏れも起こし始める始末。 症状は悪化する一方で、だましだまし使いながら何とか旅の終わりまで使うも、さすがに帰国してすぐに手放す羽目に。
その後はしばらくコールマンのG.I.と茶色ピーク・ワンそれにSMPのM1950を特に不自由なく使っていました。 優秀なコンロ達です。
それから10数年後ひょんなことから手に入れた「MSR ウィスパーライト・インターナショナル」。
なんとも懐かしいタンク別体式のフォルム。
基本構造は変わらずとも、燃料パイプはホースへと改良されて火力はアップしながら燃焼音は格段に静かになっています。
随分進化したなぁという印象。
もう若い頃のようにガンガン使うことも無いだろうけど。 ポンピングしていると何か懐かしいですね。
2016年02月16日
MSR ウィスパーライト・インターナショナル メンテナンス
押入れの奥から古いダンボール箱を見つけました。
出てきたのは、ザイル、トロールのハーネス、サレワの12本爪アイゼン、それにシグとMSRの燃料ボトル計4本。
しかもシグのボトルはホワイトガソリンが満タン。(汗)
これいつのものだろうか?多分15年くらいは経っていると思う。
(梅酒だったら嬉しかったのだけど・・・)
↓ あまり使っていなかったようでけっこう綺麗ですね。
シグのパッキンは平型なのでなんとか気密は保っていましたが、MSRは開けるとメリメリっという音が・・・。
Oリングが完全に硬化してヒビ割れています。 ダメだこりゃあ。
ってことはですよ、私はMSRのウィスパーライト・インターナショナルを持っていますでこいつのパッキンもイカれているのでは? と調べてみた訳です。
ポンプユニットをバラしてみると予想通りOリング類はカチコチに硬化しています。 長い間使わなかったから当然ですよね。
では、メンテナンス開始。
↓ ポンプユニット分解。 工具が要らんとはスゴイ。
ピストン・カップその他は大丈夫そうです。 3種類のOリングだけが必要なので純正のメンテナンスキットの購入は見送り、Oリングのみ入手することに。
で、近所のホームセンターにOリングはありましたが二トリルゴム(NBR)としか表記されておらず、耐ガソリン性に不安がありますのでネットで探すことにします。 (NBRは耐油と書いてあっても耐ガソリンでない場合があるので注意しましょう。)
現物のサイズを測り、耐久性良好なフッ素ゴムのOリングを注文。 後日到着。 いやぁ~便利な世の中です。
↓ 予備を考えて各2個づつ購入。
(因みにサイズは 5mm 6mm 24mm)
↓ 組み立て完了。 とても簡単。 優秀な設計です。
↓ ついでにノズルも掃除して試運転。 無問題。 ( ̄ー ̄)ニヤリッ
↓ 綺麗な炎。 ウィスパーライトの燃焼音は静かで良いですね。
MSRというメーカーは素晴らしいですね。 合理的な設計で簡潔な構造、なにより古い製品にもかかわらず純正のメンテナンスキットがちゃんと販売されていること。
はたして国内メーカーは数十年後でも補修パーツが入手できるでしょうか?
ガソリンコンロはめっきり使わなくなりましたが、いつでも稼動可能な状態にしておかねば。
次はSMP M1950をメンテナンスしますか。
出てきたのは、ザイル、トロールのハーネス、サレワの12本爪アイゼン、それにシグとMSRの燃料ボトル計4本。
しかもシグのボトルはホワイトガソリンが満タン。(汗)
これいつのものだろうか?多分15年くらいは経っていると思う。
(梅酒だったら嬉しかったのだけど・・・)
↓ あまり使っていなかったようでけっこう綺麗ですね。
シグのパッキンは平型なのでなんとか気密は保っていましたが、MSRは開けるとメリメリっという音が・・・。
Oリングが完全に硬化してヒビ割れています。 ダメだこりゃあ。
ってことはですよ、私はMSRのウィスパーライト・インターナショナルを持っていますでこいつのパッキンもイカれているのでは? と調べてみた訳です。
ポンプユニットをバラしてみると予想通りOリング類はカチコチに硬化しています。 長い間使わなかったから当然ですよね。
では、メンテナンス開始。
↓ ポンプユニット分解。 工具が要らんとはスゴイ。
ピストン・カップその他は大丈夫そうです。 3種類のOリングだけが必要なので純正のメンテナンスキットの購入は見送り、Oリングのみ入手することに。
で、近所のホームセンターにOリングはありましたが二トリルゴム(NBR)としか表記されておらず、耐ガソリン性に不安がありますのでネットで探すことにします。 (NBRは耐油と書いてあっても耐ガソリンでない場合があるので注意しましょう。)
現物のサイズを測り、耐久性良好なフッ素ゴムのOリングを注文。 後日到着。 いやぁ~便利な世の中です。
↓ 予備を考えて各2個づつ購入。
(因みにサイズは 5mm 6mm 24mm)
↓ 組み立て完了。 とても簡単。 優秀な設計です。
↓ ついでにノズルも掃除して試運転。 無問題。 ( ̄ー ̄)ニヤリッ
↓ 綺麗な炎。 ウィスパーライトの燃焼音は静かで良いですね。
MSRというメーカーは素晴らしいですね。 合理的な設計で簡潔な構造、なにより古い製品にもかかわらず純正のメンテナンスキットがちゃんと販売されていること。
はたして国内メーカーは数十年後でも補修パーツが入手できるでしょうか?
ガソリンコンロはめっきり使わなくなりましたが、いつでも稼動可能な状態にしておかねば。
次はSMP M1950をメンテナンスしますか。