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Posted by naturum at

2016年02月27日

ホワイトガソリン また出てきた。

先日、押入れの奥からシグのボトルに入ったホワイトガソリンを発見したのですが、今度は物置の隅から4リッター缶で出てきました。
昔はホワイトガソリンはガソリンスタンドで買っていたのですが、その場合ガソリンは無色透明です。
しかし今回発掘したものは薄青に着色されておりコールマン純正のようです。
これ、いったい何年前のものだろうか、ガソリン火器を使わなくなって20年近く経ちますからそれ以前の物と思われます。 (梅酒なら嬉しいのだが・・・)

  ↓ これがビンテージのコールマン純正ホワイトガソリン。
    マニア垂涎の逸品。


缶は埃と錆びで真っ黒、ビンテージ物の風格が漂っております。
たっぷり熟成された燃料からは深みのあるまろやかな燃焼が期待されます。
このクラスのガソリンで沸かされたお湯で作るチキンラーメンはミシュラン三つ星の高級料亭の味に引けをとりません。

サザビーズに出品すれば高値は間違い無し、このブログをご覧になった方々から羨望のため息が聞こえてきそうです。
これは正倉院の宝物に匹敵する国宝、いや、人類の遺産と呼んでも過言ではありません。

大英博物館に寄贈することも考えましたが、それに伴うマスコミの取材等で平穏な日常を乱される懸念が生じます。
そうすれば、自由に釣りやキャンプへ行くことに支障をきたします。 

そのようなことにならないよう、さっさと使ってしまいます。
いやぁ~、当分は燃料に困らんのう。
  

Posted by まるび at 18:12Comments(1)火器

2016年02月24日

コールマン 442 ピークワン メンテナンス

コールマン 442 アンレデッド ピークワン 1990年製。
プレヒート不要のとても使いやすいコンロです。 「アンレデッド」 とは赤ガス対応のこと。

  ↓ これ。
コールマン #442 アンレデッド ピークワン


実は先日動作を確認して、特に問題が無いのはわかっています。
しかし製造から26年が過ぎ、せめてゴムパーツくらいは交換しておいたほうが良いと判断しました。
ピストンカップは革製ではなく樹脂製で問題無さそうでしたので今回は交換しません。
ピークワンのゴムパーツは少ないので楽です。

  ↓ 用意したゴムパッキン類。
    左が燃料キャップのパッキン、右は燃料コックのOリング。



では、メンテナンス開始。

先ずは燃料コックのOリングから。

  ↓ ここが燃料コック。 (赤いレバーの部分)


  ↓ ナットを緩めてコックを引き抜きます。 青いのがOリング。



Oリングを交換しましょう。 簡単です。

  ↓ 交換が終わったところ。 青いのが古いOリング。



新しいOリングに取り替えたらシリコン系のグリスを少量塗って元通りにコックを取り付けます。
このとき注意しないといけないのはクリーニングニードルを動かすためのパーツの溝にコックのピンを合わせて挿入すること。

  ↓ 元通りに組み付けたところ。



次は燃料キャップのパッキンを交換します。
実は某ショップでコールマンの燃料キャップ用と称したパッキンを購入したのですが、サイズが合わず使用不能。
仕方なく別のショップで購入し直しました。 こういうこともあるのですね、注意しましょう。

  ↓ 中央が古いパッキン、右が新しいパッキン。


パッキンはがっちりと嵌っていて交換するのはけっこう力が要ります。 古いパッキンは少し硬化していました。

  ↓ 無事に交換完了。



これで作業完了です。 まあ、問題は無いでしょうけど燃料を入れて試運転です。
コックの動きがえらく軽くなりました。 チト嬉しい。

  ↓ 快調。 ( ̄ー ̄)ニヤリッ



  ↓ 綺麗な炎です。 そして充分な火力。


ピークワンはプレヒート不要で非常に使いやすいコンロです。 点火の際に火柱が上がることもありません。 燃焼音も静かで火力も充分。
それほどヘビーに使っていなかったせいかもしれませんが、極度に劣化している部分も無くメンテがとても楽でした。
良いコンロですね。

  

Posted by まるび at 22:46Comments(4)火器

2016年02月20日

SMP M1950 メンテナンス

先日敢行したMSRのメンテナンスでゴム系パーツの劣化に驚いたことは既に紹介しました。
ということは、そのMSRよりも更に10年以上も古いSMPのM1950も急いでメンテナンスしなければなりません。 見るのがちょっと怖いけど。

  ↓ SMP M1950  購入は30年以上前で、最近は全く使っていません。
    2台持っていましたが、1台は人にあげてしまったので残りの1台です。



ネットで調べチャチャッとパーツ注文。 後日到着。

  ↓ パーツ類。 一番右のパッキンは今回は交換せず。
    (作業が大変なので)



ピストンカップ用のオイル(リュブリカント)も準備する。 が、なんと古すぎか?白濁してラードのように固まっています。
 こらぁあかんがな。(爆笑)
あわてて新しいのを買いに近くのホームセンターへ。

  ↓ リュブリカント 左がラード化したやつ、右が新品。



では、メンテナンス開始。

  ↓ 燃料キャップを兼ねた加圧ポンプ部。



外れない・・・
完全に固着して燃料キャップが外れない・・・

プライヤーで強引に回すもピストン部だけ抜けてキャップは残ったまま。
 こらぁあかんがな。(汗)

  ↓ ポンプがバラけてキャップ部だけ残っています。



叩いたり、こじったりすること30分。
メリッという感触とともに何とか外れたが、キャップリングには傷が・・・ orz

  ↓  苦労して外したキャップ兼ポンプ部。



外したキャップのパッキンは見るも無残な状態です。 硬化どころか炭化したような状態で完全にこびり付いています。
 こらぁあかんがな。(滝汗)

  ↓ 元パッキンだった物体がこびりついています。 わかるかな?



カチコチに炭化してガッチリこびりついた元パッキンを、キリや針やリューターを駆使しながら少しずつ削り取っていきます。

かなり苦労しました。
皆さん、こうなる前に早めのメンテナンスを心がけてください。

  ↓ 元パッキンだった物体を除去したところ。



  ↓ ポンプカップはたっぷり油を吸っており硬化はしていません
    でしたが、ついでなので交換。



余談ですが、M1950のポンプシャプトの中には予備パーツが納められています。 さすが軍用。
写真、左から、燃料キャップパッキン、ピストンカップとグラファイトパッキン、ノズルとクリーニングニードル。
ノズルとニードルは本体にも予備が装着されているので、合計2セットあるわけです。 立派。

  ↓ 予備パーツ類、当然今回は使用せず。



ポンプ先端にある燃料逆流防止バルブのパッキンも硬化していたので交換しましょう。

  ↓ 燃料逆流防止バルブ部分。 まだ綺麗ですね。



新しいパッキン類を装着し、元通りに組み立ててポンプ部は完了。
ポンプ以外の本体内部にももう一箇所パッキンがあるのですが、交換するには大作業となるので今回は保留。

  ↓ ポンプ部組み立て完了。



注入口にも元パッキンだった物体が固着しておりデコボコになっています。
これだと気密が保てないでしょう。

  ↓ 元パッキンだった物体が固着して凸凹です。



タンク内にゴミ等が入らないよう気をつけながらヤスリなどで慎重に取り除きながら平らにします。

  ↓ 取り除いて平らになったところ。 外周部に注目。



いやぁ~ 苦労しました。
ポンプを元通りに装着し、まずは空の燃料タンクのままでポンプ加圧してみます。
特に漏れなどは無し。 右よし! 左よし! 確認よし! ご安全に!。

さあ燃料を入れて試運転しましょうか。

  ↓ まずはプレヒート。



  ↓ 快調そのもの。( ̄ー ̄)ニヤリッ
    点火は何年ぶりだろうか? 久しぶりの轟音が懐かしい。



SMP M1950 昔はいつもこれを使っていました。 どんな悪条件でも確実に点火できる安心感は格別でした。 それまで使っていたオプティマス8Rと比べプレヒート用のスイスメタも不要です。 プレヒートは簡単、確実で火力も充分。

やがて優秀な寒冷地用ガスが出て冬山でも使えるようになると、すっかりガスが主流となります。
山岳会の先輩諸氏も誰もガソリンは使わなくなりました。 火力調整もできて、こまめに点火・消火できてコッヘルの底も汚れないガスは便利ですから。

が、しかし、そこはほれ、
 「絶対に着火はしてやるから細かいことは言うな!」 
 という気骨を感じます。

 SMP M1950 出動準備ヨシ!。
  

Posted by まるび at 19:08Comments(1)火器

2016年02月17日

MSR ウィスパーライト・インターナショナル

若い頃、ちょっと僻地をサイクリングすることになり、それまで使っていた緑色ピーク・ワンを手放して新たに購入したのがMSRのXG-Kというコンロ。
白ガス、赤ガス、灯油に軽油まで使えるとあり、「僻地ではこれしかない!」と、当時結構高かったにもかかわらず無理して買ったんです。
別体式のタンクに黄色いポンプが斬新でした。 ただ、タンクとヘッドを繋ぐのが今のようなホースではなくパイプなのでコンパクトではありません。
それでも体力が有り余っていた私は多少大きかろうが重かろうが苦にならずシグの燃料ボトルを2本持って旅することに。

とある標高5000m付近の山小屋でのこと、我がMSRはフルポンピングにバルブ全開で何とか点火。 隣にはスベアが点火せず半泣き状態のイタリア人が、
 私: (ちょっとエラそうに) 「これを使いなベイベー」
 彼: 「グラッチェ おー、メイド・イン・ジャパンはすごいね」
 私: 「いや、これはU・S・A製だ」
で二人とも苦笑い。
そんなこんなでゴーゴーと音はうるさいがなかなか頼りになる相棒でした。

ところが数ヶ月が過ぎたある日、急に目詰まりが頻発。 いくらノズルを掃除しても数分と持たない。
どうやら数日前に通りがかりのおじさんに分けてもらったガソリンがハイオクガソリンだったらしい。 しかもポンプと燃料パイプの付け根から燃料漏れも起こし始める始末。 症状は悪化する一方で、だましだまし使いながら何とか旅の終わりまで使うも、さすがに帰国してすぐに手放す羽目に。

その後はしばらくコールマンのG.I.と茶色ピーク・ワンそれにSMPのM1950を特に不自由なく使っていました。 優秀なコンロ達です。

それから10数年後ひょんなことから手に入れた「MSR ウィスパーライト・インターナショナル」。 
なんとも懐かしいタンク別体式のフォルム。
基本構造は変わらずとも、燃料パイプはホースへと改良されて火力はアップしながら燃焼音は格段に静かになっています。
随分進化したなぁという印象。
もう若い頃のようにガンガン使うことも無いだろうけど。 ポンピングしていると何か懐かしいですね。

  

Posted by まるび at 04:59Comments(1)火器

2016年02月16日

MSR ウィスパーライト・インターナショナル メンテナンス

押入れの奥から古いダンボール箱を見つけました。
出てきたのは、ザイル、トロールのハーネス、サレワの12本爪アイゼン、それにシグとMSRの燃料ボトル計4本。
しかもシグのボトルはホワイトガソリンが満タン。(汗)
これいつのものだろうか?多分15年くらいは経っていると思う。
(梅酒だったら嬉しかったのだけど・・・)

  ↓ あまり使っていなかったようでけっこう綺麗ですね。


シグのパッキンは平型なのでなんとか気密は保っていましたが、MSRは開けるとメリメリっという音が・・・。
Oリングが完全に硬化してヒビ割れています。 ダメだこりゃあ。

ってことはですよ、私はMSRのウィスパーライト・インターナショナルを持っていますでこいつのパッキンもイカれているのでは? と調べてみた訳です。

ポンプユニットをバラしてみると予想通りOリング類はカチコチに硬化しています。 長い間使わなかったから当然ですよね。

では、メンテナンス開始。

  ↓ ポンプユニット分解。 工具が要らんとはスゴイ。


ピストン・カップその他は大丈夫そうです。 3種類のOリングだけが必要なので純正のメンテナンスキットの購入は見送り、Oリングのみ入手することに。
で、近所のホームセンターにOリングはありましたが二トリルゴム(NBR)としか表記されておらず、耐ガソリン性に不安がありますのでネットで探すことにします。 (NBRは耐油と書いてあっても耐ガソリンでない場合があるので注意しましょう。)
現物のサイズを測り、耐久性良好なフッ素ゴムのOリングを注文。 後日到着。 いやぁ~便利な世の中です。

  ↓ 予備を考えて各2個づつ購入。
    (因みにサイズは 5mm 6mm 24mm)


  ↓ 組み立て完了。 とても簡単。 優秀な設計です。


  ↓ ついでにノズルも掃除して試運転。 無問題。 ( ̄ー ̄)ニヤリッ


  ↓ 綺麗な炎。 ウィスパーライトの燃焼音は静かで良いですね。


MSRというメーカーは素晴らしいですね。 合理的な設計で簡潔な構造、なにより古い製品にもかかわらず純正のメンテナンスキットがちゃんと販売されていること。
はたして国内メーカーは数十年後でも補修パーツが入手できるでしょうか?

ガソリンコンロはめっきり使わなくなりましたが、いつでも稼動可能な状態にしておかねば。

次はSMP M1950をメンテナンスしますか。


  

Posted by まるび at 19:57Comments(1)火器

2016年02月14日

新規開設

2016年2月14日 このブログを開設しました。

どうぞ よろしくお願い致します。



私のホームページです。
 ↓ オリジナルサイト
http://marubihomepage.web.fc2.com/index.html

 ↓ ミラーサイト
http://marubi.webcrow.jp/index.html


  

Posted by まるび at 04:00Comments(0)