2016年04月15日
ウルトラライト ランタン メンテナンス
ウルトラライト これは私が所有する灯火で最も“明るくない”ランタンです。
小型の単純な灯油ランタンで、燃料を入れたまま携行できるのが特長です。
プリントを見るとアメリカの住所らしき記載があるので、恐らくはUSA製。 メーカーは不明。
明るさはほぼロウソク程度ですが小型で燃費が良いため、登山にはよく持って行きました。
↓ これが 『ウルトラライト』
購入したのは30年以上前。 もう長い間使っておらずパッキン類がダメになっているのは容易に想像できます。
ちょいと気が向いたのでパッキン類を交換してみようと思いました。
↓ 収納した状態はこのようになります。
↓ シャコッと引き伸ばして使います。
当然、パーツなどは入手不可能。
しかし、パッキンは2枚だけで、大きさや形状はそれほど厳密でなくとも大丈夫です。
なのでパッキンは、ゴムシートを切って自作しましょう。
では、メンテナンス開始。
↓ 準備したもの。 右:フッ素ゴムシート(厚さ1.5mm)。 左:3mm丸芯。
↓ 機関部。
↓ タンク部からバーナー部を外したところ。
予想通り、ゴムパッキンは2枚ともカチカチに硬化してかなり縮んでいます。
芯も劣化してボロボロ。
↓ バーナー部からパッキンと芯を外す。
外したパッキンにあわせてゴムシートをハサミで切り取ります。
カッター等で綺麗に作ればいいのですが、今回はハサミで適当に作りました。
パッキンはかなり縮んでいますので少し大きめに作りましょう。
ええ、本人もわかっていますよ、形がいびつなことは。 なので形についてのツッコミは禁止です。
↓ 左が古いパッキン、右が新しいパッキン。
↓ バーナー部内側に新しいパッキンを取り付けたところ。
↓ バーナー部上面にも新しいパッキンを取り付けたところ。
↓ 新しい芯を取り付け。
これで完了。 上部のパッキンはゴムの弾力で浮いて空気穴が開放されるのが正解。
収納時にはキャップを閉めることで浮いていたパッキンを押さえつけて空気穴を塞ぎます。
これによりタンクが密閉されて携行が可能となります。
↓ 組み付け完了。 パッキンが浮いているのがわかりますか?。
ン十年ぶりに燃料を入れて試運転。
↓ ( ̄ー ̄)ニヤリッ 明るさ 1キャンドルパワー。
昔、LEDライトなど無かった頃の登山で灯りは貴重でした。
電球式の照明は電池の消耗が激しく、また球切れの心配もありましたので長時間点灯するわけにはいきません。
このランタンの明るさはロウソク程度ですが、テントの中で食事をするのにはとても役に立ってくれました。
確か燃料満タンで8時間くらいは燃焼したと思いますので、節約すれば燃料補給無しで3泊程度の山行が可能です。
夜、最低限の活動ができるギリギリの明るさですが、当時私のダンロップのテントの中にいつもコイツがありました。
懐かしいです。
今や登山ではLEDライト、キャンプではガス・ランタンが主役となり、コイツの出番は無くなりました。
お疲れ様。
↓ 紹介動画@YOUTUBE
https://www.youtube.com/watch?v=N50Yo5T2G2U
小型の単純な灯油ランタンで、燃料を入れたまま携行できるのが特長です。
プリントを見るとアメリカの住所らしき記載があるので、恐らくはUSA製。 メーカーは不明。
明るさはほぼロウソク程度ですが小型で燃費が良いため、登山にはよく持って行きました。
↓ これが 『ウルトラライト』
購入したのは30年以上前。 もう長い間使っておらずパッキン類がダメになっているのは容易に想像できます。
ちょいと気が向いたのでパッキン類を交換してみようと思いました。
↓ 収納した状態はこのようになります。
↓ シャコッと引き伸ばして使います。
当然、パーツなどは入手不可能。
しかし、パッキンは2枚だけで、大きさや形状はそれほど厳密でなくとも大丈夫です。
なのでパッキンは、ゴムシートを切って自作しましょう。
では、メンテナンス開始。
↓ 準備したもの。 右:フッ素ゴムシート(厚さ1.5mm)。 左:3mm丸芯。
↓ 機関部。
↓ タンク部からバーナー部を外したところ。
予想通り、ゴムパッキンは2枚ともカチカチに硬化してかなり縮んでいます。
芯も劣化してボロボロ。
↓ バーナー部からパッキンと芯を外す。
外したパッキンにあわせてゴムシートをハサミで切り取ります。
カッター等で綺麗に作ればいいのですが、今回はハサミで適当に作りました。
パッキンはかなり縮んでいますので少し大きめに作りましょう。
ええ、本人もわかっていますよ、形がいびつなことは。 なので形についてのツッコミは禁止です。
↓ 左が古いパッキン、右が新しいパッキン。
↓ バーナー部内側に新しいパッキンを取り付けたところ。
↓ バーナー部上面にも新しいパッキンを取り付けたところ。
↓ 新しい芯を取り付け。
これで完了。 上部のパッキンはゴムの弾力で浮いて空気穴が開放されるのが正解。
収納時にはキャップを閉めることで浮いていたパッキンを押さえつけて空気穴を塞ぎます。
これによりタンクが密閉されて携行が可能となります。
↓ 組み付け完了。 パッキンが浮いているのがわかりますか?。
ン十年ぶりに燃料を入れて試運転。
↓ ( ̄ー ̄)ニヤリッ 明るさ 1キャンドルパワー。
昔、LEDライトなど無かった頃の登山で灯りは貴重でした。
電球式の照明は電池の消耗が激しく、また球切れの心配もありましたので長時間点灯するわけにはいきません。
このランタンの明るさはロウソク程度ですが、テントの中で食事をするのにはとても役に立ってくれました。
確か燃料満タンで8時間くらいは燃焼したと思いますので、節約すれば燃料補給無しで3泊程度の山行が可能です。
夜、最低限の活動ができるギリギリの明るさですが、当時私のダンロップのテントの中にいつもコイツがありました。
懐かしいです。
今や登山ではLEDライト、キャンプではガス・ランタンが主役となり、コイツの出番は無くなりました。
お疲れ様。
↓ 紹介動画@YOUTUBE
https://www.youtube.com/watch?v=N50Yo5T2G2U
Posted by まるび at 03:16│Comments(5)
│灯火
この記事へのコメント
はじめまして
ウルトラライトの記事を初めて拝見させて頂きました。
今までブログで上げている方を拝見したことが無かったものですので。。。
ガスやLEDランタンと比べてしまうと暗いですが、この灯火が癒されます
よね!
これからも大事に使用してくださいね~
ウルトラライトの記事を初めて拝見させて頂きました。
今までブログで上げている方を拝見したことが無かったものですので。。。
ガスやLEDランタンと比べてしまうと暗いですが、この灯火が癒されます
よね!
これからも大事に使用してくださいね~
Posted by 俊 at 2016年04月16日 07:52
俊さん、こんにちは、そして はじめまして。
このランタン、メーカーも不明で、「ウルトラライト」と書いてはありますが、それが商品名かどうかもわからないんです。 こんなマイナーなブツですから他のブログで見たことが無いのも当然でしょう。
もう20年くらい完全放置で、私自身持っていることを忘れていたほどですから。
とりあえずメンテしておいたので出動可能にはなりましたが、ロウソクとタメを張る程度の明るさなので実用にはちょっと・・・
ただ、灯かりは柔らかで雰囲気は良いですね。
メンテした後、つい1時間ほど眺めてしまいました。(^^)
このランタン、メーカーも不明で、「ウルトラライト」と書いてはありますが、それが商品名かどうかもわからないんです。 こんなマイナーなブツですから他のブログで見たことが無いのも当然でしょう。
もう20年くらい完全放置で、私自身持っていることを忘れていたほどですから。
とりあえずメンテしておいたので出動可能にはなりましたが、ロウソクとタメを張る程度の明るさなので実用にはちょっと・・・
ただ、灯かりは柔らかで雰囲気は良いですね。
メンテした後、つい1時間ほど眺めてしまいました。(^^)
Posted by まるび at 2016年04月17日 01:07
僕も同じの使ってました❗でも数年前、耐熱グローブを割ってしまってそれ以来お蔵入りです。いつかグローブを手に入れてと思っておりましたが無理なようです。勝手なお願いですが、ガラスグローブの直径と高さをお教えいただけますか? ガラス屋さんに作ってもらおうかと思います。宜しくお願い致します。
Posted by JD at 2017年04月28日 11:25
JDさん こんばんは。
長い間ここを放置していてメッセージに気が付きませんでした。
ゴメンナサイ。
ウルトラライトのグローブサイズですね、現物の実測値です。
外径 59.0mm
内径 55.5mm
高さ 77.0mm
です。
長い間ここを放置していてメッセージに気が付きませんでした。
ゴメンナサイ。
ウルトラライトのグローブサイズですね、現物の実測値です。
外径 59.0mm
内径 55.5mm
高さ 77.0mm
です。
Posted by まるび at 2017年07月02日 01:59
加圧式灯油ランタンペトロマックス用のポンプアダプターで自作できそう。
こんな部品ね
太平洋工業 PVR80A
モノタロウのノーブランドでは
https://www.monotaro.com/g/00244477/
米国アラジン社の無加圧式灯油マントルランタンがほしいよ。
明るさを求めるならマントル式だね。
欠点は、
本体が高額
マントルが1個 1000円以上したかな?
上昇気流を作るために、ガラスホヤが長いので大きくなる。
世に出なかった(カタログまで作って販売されなかった)、幻のスベアライトも良いな。
こんな部品ね
太平洋工業 PVR80A
モノタロウのノーブランドでは
https://www.monotaro.com/g/00244477/
米国アラジン社の無加圧式灯油マントルランタンがほしいよ。
明るさを求めるならマントル式だね。
欠点は、
本体が高額
マントルが1個 1000円以上したかな?
上昇気流を作るために、ガラスホヤが長いので大きくなる。
世に出なかった(カタログまで作って販売されなかった)、幻のスベアライトも良いな。
Posted by ほ at 2018年01月28日 00:19