2016年02月20日
SMP M1950 メンテナンス
先日敢行したMSRのメンテナンスでゴム系パーツの劣化に驚いたことは既に紹介しました。
ということは、そのMSRよりも更に10年以上も古いSMPのM1950も急いでメンテナンスしなければなりません。 見るのがちょっと怖いけど。
↓ SMP M1950 購入は30年以上前で、最近は全く使っていません。
2台持っていましたが、1台は人にあげてしまったので残りの1台です。
ネットで調べチャチャッとパーツ注文。 後日到着。
↓ パーツ類。 一番右のパッキンは今回は交換せず。
(作業が大変なので)
ピストンカップ用のオイル(リュブリカント)も準備する。 が、なんと古すぎか?白濁してラードのように固まっています。
こらぁあかんがな。(爆笑)
あわてて新しいのを買いに近くのホームセンターへ。
↓ リュブリカント 左がラード化したやつ、右が新品。
では、メンテナンス開始。
↓ 燃料キャップを兼ねた加圧ポンプ部。
外れない・・・
完全に固着して燃料キャップが外れない・・・
プライヤーで強引に回すもピストン部だけ抜けてキャップは残ったまま。
こらぁあかんがな。(汗)
↓ ポンプがバラけてキャップ部だけ残っています。
叩いたり、こじったりすること30分。
メリッという感触とともに何とか外れたが、キャップリングには傷が・・・ orz
↓ 苦労して外したキャップ兼ポンプ部。
外したキャップのパッキンは見るも無残な状態です。 硬化どころか炭化したような状態で完全にこびり付いています。
こらぁあかんがな。(滝汗)
↓ 元パッキンだった物体がこびりついています。 わかるかな?
カチコチに炭化してガッチリこびりついた元パッキンを、キリや針やリューターを駆使しながら少しずつ削り取っていきます。
かなり苦労しました。
皆さん、こうなる前に早めのメンテナンスを心がけてください。
↓ 元パッキンだった物体を除去したところ。
↓ ポンプカップはたっぷり油を吸っており硬化はしていません
でしたが、ついでなので交換。
余談ですが、M1950のポンプシャプトの中には予備パーツが納められています。 さすが軍用。
写真、左から、燃料キャップパッキン、ピストンカップとグラファイトパッキン、ノズルとクリーニングニードル。
ノズルとニードルは本体にも予備が装着されているので、合計2セットあるわけです。 立派。
↓ 予備パーツ類、当然今回は使用せず。
ポンプ先端にある燃料逆流防止バルブのパッキンも硬化していたので交換しましょう。
↓ 燃料逆流防止バルブ部分。 まだ綺麗ですね。
新しいパッキン類を装着し、元通りに組み立ててポンプ部は完了。
ポンプ以外の本体内部にももう一箇所パッキンがあるのですが、交換するには大作業となるので今回は保留。
↓ ポンプ部組み立て完了。
注入口にも元パッキンだった物体が固着しておりデコボコになっています。
これだと気密が保てないでしょう。
↓ 元パッキンだった物体が固着して凸凹です。
タンク内にゴミ等が入らないよう気をつけながらヤスリなどで慎重に取り除きながら平らにします。
↓ 取り除いて平らになったところ。 外周部に注目。
いやぁ~ 苦労しました。
ポンプを元通りに装着し、まずは空の燃料タンクのままでポンプ加圧してみます。
特に漏れなどは無し。 右よし! 左よし! 確認よし! ご安全に!。
さあ燃料を入れて試運転しましょうか。
↓ まずはプレヒート。
↓ 快調そのもの。( ̄ー ̄)ニヤリッ
点火は何年ぶりだろうか? 久しぶりの轟音が懐かしい。
SMP M1950 昔はいつもこれを使っていました。 どんな悪条件でも確実に点火できる安心感は格別でした。 それまで使っていたオプティマス8Rと比べプレヒート用のスイスメタも不要です。 プレヒートは簡単、確実で火力も充分。
やがて優秀な寒冷地用ガスが出て冬山でも使えるようになると、すっかりガスが主流となります。
山岳会の先輩諸氏も誰もガソリンは使わなくなりました。 火力調整もできて、こまめに点火・消火できてコッヘルの底も汚れないガスは便利ですから。
が、しかし、そこはほれ、
「絶対に着火はしてやるから細かいことは言うな!」
という気骨を感じます。
SMP M1950 出動準備ヨシ!。
ということは、そのMSRよりも更に10年以上も古いSMPのM1950も急いでメンテナンスしなければなりません。 見るのがちょっと怖いけど。
↓ SMP M1950 購入は30年以上前で、最近は全く使っていません。
2台持っていましたが、1台は人にあげてしまったので残りの1台です。
ネットで調べチャチャッとパーツ注文。 後日到着。
↓ パーツ類。 一番右のパッキンは今回は交換せず。
(作業が大変なので)
ピストンカップ用のオイル(リュブリカント)も準備する。 が、なんと古すぎか?白濁してラードのように固まっています。
こらぁあかんがな。(爆笑)
あわてて新しいのを買いに近くのホームセンターへ。
↓ リュブリカント 左がラード化したやつ、右が新品。
では、メンテナンス開始。
↓ 燃料キャップを兼ねた加圧ポンプ部。
外れない・・・
完全に固着して燃料キャップが外れない・・・
プライヤーで強引に回すもピストン部だけ抜けてキャップは残ったまま。
こらぁあかんがな。(汗)
↓ ポンプがバラけてキャップ部だけ残っています。
叩いたり、こじったりすること30分。
メリッという感触とともに何とか外れたが、キャップリングには傷が・・・ orz
↓ 苦労して外したキャップ兼ポンプ部。
外したキャップのパッキンは見るも無残な状態です。 硬化どころか炭化したような状態で完全にこびり付いています。
こらぁあかんがな。(滝汗)
↓ 元パッキンだった物体がこびりついています。 わかるかな?
カチコチに炭化してガッチリこびりついた元パッキンを、キリや針やリューターを駆使しながら少しずつ削り取っていきます。
かなり苦労しました。
皆さん、こうなる前に早めのメンテナンスを心がけてください。
↓ 元パッキンだった物体を除去したところ。
↓ ポンプカップはたっぷり油を吸っており硬化はしていません
でしたが、ついでなので交換。
余談ですが、M1950のポンプシャプトの中には予備パーツが納められています。 さすが軍用。
写真、左から、燃料キャップパッキン、ピストンカップとグラファイトパッキン、ノズルとクリーニングニードル。
ノズルとニードルは本体にも予備が装着されているので、合計2セットあるわけです。 立派。
↓ 予備パーツ類、当然今回は使用せず。
ポンプ先端にある燃料逆流防止バルブのパッキンも硬化していたので交換しましょう。
↓ 燃料逆流防止バルブ部分。 まだ綺麗ですね。
新しいパッキン類を装着し、元通りに組み立ててポンプ部は完了。
ポンプ以外の本体内部にももう一箇所パッキンがあるのですが、交換するには大作業となるので今回は保留。
↓ ポンプ部組み立て完了。
注入口にも元パッキンだった物体が固着しておりデコボコになっています。
これだと気密が保てないでしょう。
↓ 元パッキンだった物体が固着して凸凹です。
タンク内にゴミ等が入らないよう気をつけながらヤスリなどで慎重に取り除きながら平らにします。
↓ 取り除いて平らになったところ。 外周部に注目。
いやぁ~ 苦労しました。
ポンプを元通りに装着し、まずは空の燃料タンクのままでポンプ加圧してみます。
特に漏れなどは無し。 右よし! 左よし! 確認よし! ご安全に!。
さあ燃料を入れて試運転しましょうか。
↓ まずはプレヒート。
↓ 快調そのもの。( ̄ー ̄)ニヤリッ
点火は何年ぶりだろうか? 久しぶりの轟音が懐かしい。
SMP M1950 昔はいつもこれを使っていました。 どんな悪条件でも確実に点火できる安心感は格別でした。 それまで使っていたオプティマス8Rと比べプレヒート用のスイスメタも不要です。 プレヒートは簡単、確実で火力も充分。
やがて優秀な寒冷地用ガスが出て冬山でも使えるようになると、すっかりガスが主流となります。
山岳会の先輩諸氏も誰もガソリンは使わなくなりました。 火力調整もできて、こまめに点火・消火できてコッヘルの底も汚れないガスは便利ですから。
が、しかし、そこはほれ、
「絶対に着火はしてやるから細かいことは言うな!」
という気骨を感じます。
SMP M1950 出動準備ヨシ!。
Posted by まるび at 19:08│Comments(1)
│火器
この記事へのコメント
マナスル300とは、燃料吸い上げ部の構造が違うんですよ。
M1950 も マナスル300 も 火力調節が、ON/OFFのみ。
湯沸し専用ストーブなのでしょうか?
M1950 も マナスル300 も 火力調節が、ON/OFFのみ。
湯沸し専用ストーブなのでしょうか?
Posted by ほ at 2018年01月27日 23:41
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